ナイトダイビング

 こんにちは、佐藤です。

昨晩は、スタッフのみでナイトダイビングを行いました。

空模様は今一つの予想でしたが、風、波、潮は好条件。願わくばお月様を拝みたいところでしたが、贅沢は言いますまい。

さて、今回の潜水目的は、以下の写真を撮影することでした。

１、イラブチャー（ブダイ）の寝姿
２、アクティブなナマコの写真

その他にも色々撮りたいものはありましたが、一先ずこれらを目標にして、いざ潜水開始！

潜り始めてから程なくして、粘膜を周りに纏ってご就寝中のイラブチャーを発見！こいつは幸先良いぜっ！！ということで、写真を撮りまくり。
どうやら熟睡しているようで（もしくは、いちいち反応するのが面倒臭かった？）、さんざんライトやフラッシュの光を浴びせられたのに、このイラブチャーは一向に目覚める様子なし。

お休み中のところ、お邪魔しました

さて、夜闇に包み込まれた海中を、ライトの光を頼りに被写体を探す我々。次に目に留まったのが、立派なオトヒメエビ。日中は岩穴などに隠れている彼らも、夜になるとエサを求めて活発に動き回ります。そのすぐそばには、エーグァー（アイゴ）が寝ていたのですが、オトヒメエビの写真を何枚か撮影しているうちに目を覚ましてしまいました。驚いて逃げ出そうとするものの、まだ体がうまく動かせず、岩の上からズリ落ちていくエーグァー。悪いとは思いながらも、その姿に爆笑してしまいました。


昼間の海とは違い、不思議な静寂が支配している夜の海。そんな中で、一際活動的になるのが棘皮動物たち。様々な種類のウニ、ヒトデ、ナマコたちが、岩の上や海底を闊歩しています。そして、これまた一際異彩を放つのがオオイカリナマコ。全長3mにも達する細長い体を持ち、ナマコのイメージを覆す程の速さで海底を移動する彼ら。カメラを構えている間にも、水中ライトを嫌って岩伝いに逃げていくオオイカリナマコ。一箇所にジッと留まってはくれません。何とかピントを合わせて撮影することが出来ました。


ところで皆さん、夜光虫ってご存知でしょうか？
海の中で、蛍のような光を発するプランクトンなんですが、ここ砂辺の海にも生息しています。
水中ライトを消し、手で水を掻くと、刺激を受けた夜光虫が光跡となって現れます。それはとても幻想的な光景で、誰しも幼心に帰ったように体を動かし、光のショーに酔いしれます。

撮れたらラッキーと思いつつシャッターを切ると、写ってました！って見づらいですね右が拡大写真です。カメラのノイズじゃないですよ

色々な不思議がいっぱいのナイトダイビング。皆様も是非体験してみて下さい！なおサクセスマリンでは、ナイトダイビングのガイドを行っております。詳しくはスタッフへお問い合わせ下さい。